【ブログを売る方法】個人ブログを売却した手順や体験談を大公開
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個人ブログを売る方法と、体験談をまとめました。
複数のブログを運営しており、すべてのブログを管理することが難しくなったため、売却をして手放すことにしました。
ブログを売ると決めてから売り手が決まるまでだいたい数ヶ月くらいかかります。
ブログの売却はかんたんにできるものではなく、売却先が決まってから譲渡が完了するまでにさらに1ヶ月程かかると思っておいた方がいいです。
ブログを売る経験ははじめてで、なにもわからない状況での売却。検索しても参考になる体験談や記事が見つからず、苦労しました。
この記事では、個人ブログを売る方法や、売却までの全ての流れを詰め込みました。
ブログを売る過程で知っておきたかったアピールポイントや、大変だった手続きの部分を噛み砕いて書き出したので、これからブログの売却を考えている人の参考書になるはずです。
\サイトキャッチャーで売却しました/
ブログを売る方法!ぶっちゃけいくらで売却できる?
ブログを売る方法は、仲介業者を通します。
ブログ売却の仲介業者は腐る程あり、登録には審査が必要です。
- 個人ブログ
- 法人ブログ
仲介業者によってそれぞれ取り扱っている分野が違うので、個人ブロガーは個人ブログを取り扱っている仲介業者を探しましょう。
個人ブログの売却相場はいくら?
ブログのジャンルによって大幅に見積もりは変わりますが、ブログ月収益の15〜20ヶ月分が相場です。
審査の基準は大まかに発表されていませんが
- サイト運営歴
- アクセスや訪問者数
- アップデートの影響の有無
- 今後も継続して固定収益が見込めるか
あたりが考えられます。
実際に売却した人や見積もりをした人の口コミ
こんにちはパンダです。
私は趣味ブログで稼ぎました。
・マラソンブログを3年運営
・900記事
・月20万PV
・副業月収18万円
・ブログ売却100万円実績としてはこんな感じです。
どうやって稼いだのか、お話しするので
興味があったらご覧ください。
— パンダ🐼正直者 (@blog_no_owari) August 30, 2019
✅特化サイトの金額例
※アバウトな例アフィリエイト:利益50万円/5万PV
→資産価値つかない場合ありSEO特化ブログ:利益20万円/40万PV
→400万〜くらいのサイト価値ありもちろん買い手(売買サイト)がいての話になりますが・・・
こういったブログ売却の考え方もあります。#ブログ初心者— おみやさん@メディア運営(SEO担当) (@omiyasanblog) January 28, 2020
ブログ売却しませんかのメールがかなり多かったから試しに査定してもらったらこんな感じだった
2億5千万〜だったら考えたけど、これだとほとんど手元に残らないンゴ pic.twitter.com/f2prOTG6Z9
— ワロリンス (@warorince) April 19, 2019
ドメイン価値はかんたんに査定することができるので、下記のURLからお試しでどうぞ。
https://communityserver.org/domain-value/
ブログを売るまでにかかった期間と流れ
ブログを売るために仲介業者に登録し、売却が完全にできるまでの期間は2ヶ月以上かかりました。
ブログを売るまでの流れを日時ごとに記録してみました。
気になる仲介業者に見積もりを依頼する。
売却ブログの情報を提示し、売却用の審査に通す(3日程度)
ブログが売却用の審査に通ったら、ブログを買いたい人から、ブログの詳細情報の提示や値下げなどの交渉申込が入る。(ブログURLは公開されないので、URLを教えて欲しいという連絡が多く入る。)
約5日間の交渉に渡り、無事に商談成立。
行政書士が契約書の雛形をつくってくれるので、確認して内容に相違がなければその契約内容で譲渡の手続きが進む。
サーバー移行やドメインなどの譲渡物手続きが約1ヶ月間で完了しました。
譲渡物の手続きが完了したら、仲介業者へ売り手、買い手ともに連絡。確認が取れたら預託金の引渡し手配が開始します。
ブログ引き渡しから1週間くらいで入金があり、無事に譲渡完了しました。
一般的に、ブログ売買の商談は2〜3ヶ月ほどかかると言われています。
商談成立後、仲介業者から下記の通り手続きの流れの案内を受けました。
- 行政書士から送られてくる契約書の確認
- 譲渡の対象物や譲渡日時など契約に関する討議
- 契約書の作成
- 契約
- 譲渡
では実際にブログを売る詳細(サイト売却申請→買主との契約)について、詳しくご紹介していきますね。
ブログを売る前に無料見積もり(査定)をしよう
個人ブログがクイック査定できるサイトに、運営しているサイト(下記詳細)を見積もりに出してみました。
- 特化寄りのブログ
- 月間20万PV
- 収益10万円
- 外注費10,000円
サイトレード
査定額:約350万円
自動査定なのですぐに査定してくれます。
サイトキャッチャー
査定額:約120万円
自動査定なのですぐに査定してくれます。
ラッコM&A公式サイト
1,743,000円 〜 2,614,000円
→自動査定なのですぐに査定してくれます。
サイト売買Z
→申請に通りませんでした。
サイの角
→審査に通りませんでした。
ホームページ買取コム
(3年以上運営されているブログのみ)
ブログを売るまでの手順や手続き方法詳細
ブログを売るまでの手順や手続き方法の詳細についてまとめました。
1)仲介業者に登録する
ブログの売却見積もりをした仲介業者のなかから、どこで売却をするか決めます。
複数の仲介業者に登録しようとも思いましたが、商談は想像以上にエネルギーを使います。最初はどこか1箇所に絞った方が安心です。
2)仲介業者とオンライン説明
仲介業者にブログ譲渡をするための登録手続きをする前に、仲介業者とビデオ通話(わたしはskype)で打ち合わせを行いました。
時間は約1時間ほどで、サイト売却についての流れや手数料についての説明を受けました。
打ち合わせを行ったときは売却する予定はなかったので、それっきりになってしまいましたが、打ち合わせをしてから約半年後。
「ブログ、売却しよう」という気持ちになり、その後スムーズに売却することになりました。
3)ブログの譲渡内容を決めて審査に通す
譲譲渡対象になるデータや権利については、予めきちんと考えておく必要があります。
- レンタルサーバー
- ドメイン
- コンテンツ(記事や画像)
他にも運用に必要なサービスの利用権や、ライターさんをそのまま引き継ぐこともできます。
※アフィリエイトのアカウント(ASP、Amazon、楽天)やアドセンスは譲渡しません。買い手様に新規に取得し直してもらい、リンクの貼り替えをお願いしました。
4)ブログを売り出す
ブログを売り出す前に、どのような内容でブログをアピールするか考えます。
直近6ヶ月の運営実績
- アクセス数(PV)
- ユーザー数(UU)
- 収益の内訳(AdSense、楽天・Amazon、ASPなど)
譲渡理由
運営体制
個人か、法人か、外注化の有無
ブログ運営で心がけていることやコメント
このブログを運営するメリット、どんな人向けのブログなのかを具体的に書く
5)ブログを売るために交渉(メッセージ)のやりとりを行う
商談方法は仲介業者によってはスカイプで行なったりもできますが、わたしは商談ボードという非公開掲示板のようなかたちで商談を行いました。
主な商談内容は下記の通りです。
- ブログのURLの確認
- ブログ運営に関する具体的な質問
- PVや売上が確認できるものの提示
- 値下げ交渉
- 消費税や仲介手数料の交渉
税込価格なのか?税別価格なのか?
仲介手数料は売り手、買い手両方に発生するけど、どちらかが負担するというかたちも商談次第で可能です。
移行作業手数料や、譲渡後のサポート契約が発生する場合、その部分の額も話し合っておくと安心ですね。
6)値下げを検討する
なかなか売却先が決まらなければ、値下げの検討も必要です。
ブログは見積もり金額のまま、確実に売却できるとは限りません。
タイトルに【価格変更】と入れいている人も多く、売れなかったら値段下げをしているブログも多くありました。
7)売却が決まったら譲渡内容の確認をする
売却が決まったら、仲介業者の手順に沿って譲渡の手続きを進めていきます。
- 譲渡対象物の確認
(ドメイン、コンテンツ、サーバ契約の移転 等) - 特記事項の確認
(1ヶ月の運営サポート付きなど) - 譲渡契約書に記載する個人情報の連絡
- データに偽証はないかの確認
(※情報の虚偽が発覚した場合、契約解除の対象になります) - 運営方法や方針についての話し合い
⑤に関しては、下記の通り注意を受けました。
※多くの場合、同じサイトの運営を禁じる競業避止義務が発生します。その一方、条件の緩和・免除も多く行われています。契約書作成時に買い手様とご相談ください。
8)仲介業者の手順に沿って譲渡手続きを進める
仲介業者から、譲渡手続きの流れの案内がくるので、その案内通りに進めていきます。
契約書などの手続きが終われば、いよいよサイトの移行作業が始まります。
9)サーバーデータの移行をする
サーバーデータの移行方法は、
- エックスサーバーからエックスサーバー
- 別サーバーから別サーバー
それぞれ手続き方法が少し違います。
エックスサーバーからエックスサーバーだと、ブログが表示されない空白の期間ができてしまうとのことで、別サーバーへ登録してもらうよう買い手様にお願いしました。
サーバーへデータ移行の手続きに不安がある人は、代行業者に頼むこともできます。
10)ドメイン移管・譲渡設定をする
ドメイン移管とドメイン譲渡は全く別の手続きです。
- ドメイン譲渡の手続きを行ってから
- ドメイン移管の手続きを行いましょう
11)譲渡期日を決める
ドメイン移管の手続きには少し時間がかかるため、その間に譲渡期日を決めて仲介業者に連絡をします。
「譲渡期日」は譲渡を開始する日ではなく、買い手側が検収行為が
できるようになる日(売り手側において譲渡資産をすべて買手に渡して、
譲渡を終える見込み日)です。
サイトのデータやドメインの書面上での移管すべての譲渡が完了する見込み日なので、予定よりも余裕を持った日にちに設定するのがマスト。
12)入金を待つ
ここまでの手続きが無事に完了したら、譲渡手続きの完了です。
仲介業者に預かってもらっていたブログ売却費が振り込まれます。
ブログを売るときにかかる費用や手数料
ブログを売った金額がそのまま全額あなたの懐に入るわけではないということは覚えておきましょう。
ブログを売る時にどうしてもかかってしまう仲介料や手数料。
具体的に、どのようなお金の流れがあるのがわかる範囲でお答えします。
ブログの売却でかかる手数料は以下のようなものがあります。
- 契約書作成料
- 成約時手数料
- 仲介基本料
- 売主様手数料
- 買い主様手数料
わたしは商談は自分で行いましたが、商談を仲介業者が代行してくれるところもあります。
商談を丸投げでお願いできると、売り手としてはかなりラクですが、それなりの手数料がかかることも。
また、売却金額が高いと、手数料の倍率が高くなることもあり、目安としては販売価格の10%〜20%程度のところが多いかなと感じています。
手数料例
販売価格の14%
売却金額100万円(仮)1,140,000円のお振込。
売り手と買い手で手数料を折半し約7%ずつ
手取り93万円
ブログを売る時に必要な情報
ブログを売るには「このブログを買いたい」と買い手様に思ってもらう必要があります。
そのために、ブログのアピールは欠かせません。
▼実際に出した内容はこちら
<タイトル>
【運営○ヶ月で売上○万円達成】○○商品を紹介する○○事業
<本文>
直近6ヶ月の運営実績(PV、UU、収益一覧)
安定したアクセス数を維持しているため、企業広告や商品訴求に利用するなど応用がきくサイトとなっています。 サイト設立から今日までPV数は右肩上がりです(直近月は○万/月○PV達成)。
譲渡理由は、新規事業の立ち上げに伴い、今後サイト管理が困難になると予想しているため売却することといたしました。当ブログは個人で運営しているため、個人の人でも運営しやすいサイトになっています。
ドメインパワーがついているので、新しくブログを立ち上げるよりも、検索上位表示もされやすくなっています。
<オプション>
ご希望の方は、1ヶ月のブログの運営サポートをいたします。
ブログを買いたい人は、ブログ初心者の人から法人の人まで、幅広い層の人が探しています。
初心者でも運営できる一般のかた向けのブログなのか、企業向けのブログなのかパッとわかるように書いておいた方が、ターゲットの人に届きやすくなりますね。
他にも、
- どのキーワードでSEO順位が取れているか?
- ブログの運営マニュアルの有無
- 運営サポートはありかなしか
具体的なことを最初に書いておくことで、商談が少しでもラクになりますよ。
最初に書いているのに、同じ質問を聞かれる場合もあるので、登録内容はどこかにコピペで保存しておくことをおすすめします。
ブログを売るときに考えられるトラブル例
さっそくブログを売りたい!と思った人は、その前にブログの売却の前に注意しておきたいトラブル例を確認しておきましょう。
仲介業者に登録ができない(売却の対象にならないブログ)
著作権違反をしていたり、誹謗中傷などが書かれてあるサイトは譲渡の申請に通りません。
下記売却の対象にならないブログ一覧
- 著作権違反をしているサイト
- アダルト・出会い系サイト
- 無料ホームページやブログ(例:アメブロなど)
- 弊社が不適切と判断するサイト
譲渡規制については、必ずご利用になるサービス(仲介業者)の利用規約を確認するようにしましょう。
また、以下のようなサイトは審査で落とされてしまう可能性があります。
- 倒産した企業が所有するサイト
- 運営実績が6ヶ月未満のサイト
- 極端にアクセスの少ないサイト
- 日記等、個人の属性が高いサイト
- 他人に引き継ぎが困難なサイト
- 情報商材販売サイト
- ギャンブル関連サイト
- マルチ商法まがいのサイト
個々のサイトの種類により基準が変わるので、登録サービス(仲介業者)に問い合わせて確認をとってみましょう。
AdSenseやASPなどは再申請になる
AdSenseやASP、Amazonや楽天などはそのままブログ譲渡をすれば引き継がれるものではなく、買い手様が再登録する必要があります。
楽天・Amazon・ヤフーは、プラグイン「リンカー 」を使っていれば、リンカーの設定を変更するだけで貼り替えは不要なので楽チンです。
もし、カエレバなど違うツールを使用している場合は貼り替えが必要です。
ASPは、買い手様に申請を通してもらい、全て貼り替えが必要になります。
AdSense再申請によう不具合
AdSense再申請時によくあるトラブル。
- AdSense申請コードを貼るとエラーが出る
- AdSenseコードを貼ると真っ白で広告が表示されない
AdSenseに関するトラブルはかなり焦ってしまいますが、きちんと対応すれば大丈夫。
まずAdSense申請コードをHTMLタグに貼った時に出てしまうエラーについては、
Forbidden accessのエラーが出てしまう原因と対処法
に記述しています。
AdSense申請に通って広告を設置できたけど、広告が真っ白で表示されない原因については
- アズテキストが設置されていない
- キャッシュが残っている
- 低品質コンテンツのためアドセンスが表示されない
などが考えられます。
キャッシュが原因でもなく、ポリシー違反もしていない、コードの改変もしていないなら、アズテキストがまだ反映されていない可能性が高いです。
譲渡対象のものが譲渡されないとどうなる?
たとえば、アドセンスを譲渡の対象にしていたのに、アドセンスが受からない、アドセンスが表示されないなどの不具合がおきた場合はどうなるのか?
- 譲渡取りやめ
- 減額
ということにもなり得ます。
そうならないためにも、譲渡元であるあなたは、譲渡契約の状態にできるように最後まで責任をもって復旧する義務が生じるというわけです。
もし、復旧作業に時間がかかる場合、本来決めた譲渡期日を延長できる場合もあります。(売買当事者2人の合意があった場合)
詳しくは、仲介業者の規約を確認するか、担当者に問い合わせてみてくださいね。
ブログを売る時に絶対にやってはいけない譲渡方法
仲介業者通すの、なんかめんどくさいな。ともだちに直接売ればいいし、それならめんどくさい手続きも必要ないし。
サーバーやドメインのログインIDとパスワードを教えて、何の手続きもないまま第三者に譲渡することは、規約で禁止されています。
サーバーの登録者情報の変更をしようとしても、住所や電話番号の変更はできますが、名義の変更をすることはできません。
エックスサーバーに限らず、どこのサーバーやドメインでも規約に記載があるので確認してみてください。
第18条 利用権譲渡等の禁止
利用者は、弊社の承諾なしに本サービスの利用者として有する権利を第三者に転売、再販売、譲渡、使用、もしくはこれに類する行為、または質権の設定等その他担保に供する行為等はできないものとします。
もし、サーバーやドメインの譲渡手続きを行わず譲渡してしまった場合、規約違反に限らずさまざまなリスクが生じます。
たとえば、譲渡先のサイトで著作権侵害などの開示請求が来た場合、譲渡前の契約者様が責任を問われてしまう可能性があります。
このように、ブログはもう人にあげて自分には関係ないのに、大変なことに巻き込まれてしまう可能性もあるんですね。
これだけに限らず、ブログをあげた人が違う人にブログを売りたいと思った時に、譲渡元であるあなたを絡めないと手続きを進めることができません。
個人ブログでも売ることはできる
個人ブログを売るという経験談についてお話しさせていただきました。
ブログを資産として育てて行く人が多いですが、ブログを売却することを目的として構築しているブロガーも少なくありません。
ブログを販売することが、ビジネスのひとつともなっているんですね。
ブログを続けられる人は、たったの1割だと言われています。
- 他のジャンルのブログに挑戦したくなった
- 管理が手におえなくなってしまった
- 複数ブログあるけど他のブログに注力したい
- ブログから卒業したい
いろいろな理由でブログを辞めてしまう人は多くいます。
せっかく育ててきたブログを放置してしまうって、ものすごくもったいないことなんですよね。
\いらないブログをひとまず登録してみる/
「ブログを売りたい!」と思うけど、自分ひとりでは不安・・・というかたは、マンツーマン講座にて相談に乗ることも可能です。
\受講者数1100名超/
✓24h書き込み可能
✓音声相談あり
※ブログ売却のサポートをする講座ではありません